神奈川県の公立高校入試問題について深堀するシリーズ。今回は『英語』です。
英単語の暗記や文法の理解,リスニングなどさまざまな関門がある科目です。神奈川県の公立入試ではどのように出題されるのでしょうか。このページでは英語の入試問題について解説していきたいと思います。
簡単?難しい? 学力検査・英語の問題
英語は平均点が40点台後半から50点台前半で推移しており、過去5年間の平均値をとると、5科目の中で最も平均点が低い科目です。
しかし、受験生の得点分布をみると、20点台をボリュームゾーンに広く分布しており、高得点を取る受験生の層も多いことから、実力差が出やすい入試であると考えられます。
学力検査 平均点の推移
(参考資料:『神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査結果』)
令和6年度入試・得点分布(英語)
(参考資料:『神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査結果』)
どんな問題が出るの? 大問ごとの出題内容
問1 リスニング
3点×7問で21点分の出題です。
10分程度のリスニング問題です。試験冒頭に放送されます。
問題は(ア)~(ウ)で構成されています。(ア)は適語補充,(イ)は英問英答による出題,(ウ)は長文による内容選択問題となっています。
過去のリスニング音源やリスニング台本は神奈川県HPで公開されていますが,耳を慣らす・数をこなすという点では不十分であり,別途の演習は欠かせません。
多摩英数進学教室 中野島校では入試対策としてリスニングにも注力しております。実践的な問題演習を用いて入試へ向けての実力をつけていきます。
体験授業はこちらのページをご覧ください。
問2,問3 適語補充問題
問2は2点×3問で6点分,問3は3点×4問で12点分の出題です。
対話文中の空欄に適する語を選択する問題です。問2では語彙力が、問3では文法知識が問われる選択肢になっています。相手の対話から話題を汲み取り、問われている内容をおさえるのがポイントです。
問2で要求される語彙力のレベルは少しずつ上昇しています。頻出の単語はもちろん、問題演習を通して知らない単語があればコツコツ身につけていく必要があります。
問4 語順整序問題
4点×4問で16点分の出題です。
対話文中の一部を選択肢の単語を並び替え完成させる問題です。並びかえたときに3番目と5番目にくる単語をそれぞれ選ぶ完答式での出題です。
選択肢は6単語で出題されていますが、不要な語が1つ含まれている点が難易度を上げています。英単語の語彙力、文法知識が要求されます。選択肢の単語を見て、慣用表現やよく見る文法が組み立てられると解きやすい問題になっています。
問5 英作文
5点の問題が1題出題されます。
イラストと会話文からの出題です。会話文の一部が空欄になっており、適する内容を英文で解答します。国語の適語補充問題と同様に、空欄の前後から内容や問われていることをとらえるのがポイントになります。条件には指定語句があるので、それがヒントになります。
問6 長文読解(資料の読み取り①)
5点×3問で15点分の出題です。
長文と表やグラフなどの資料の読み取りに関する問題です。問7,問8の長文読解問題と比べると,長文の一部を読めば解答できる問題が多いです。問われている内容をおさえ,どこに必要な情報があるかを読み取る力が求められます。
問7 長文読解(条件整理)
5点×3問で15点分の出題です。
会話文で構成された長文読解問題です。問6で出題される長文問題と比べると、文章の広範囲を読んで理解をする必要があり、読解要素が強い出題です。会話文の内容理解に加え、問題に提示された条件を整理し適するものを選ぶ出題になっているため、思考力や条件整理の力も求められます。
問8 長文読解(資料の読み取り②)
5点×3問で15点分の出題です。
問7同様、会話形式の長文読解です。こちらも文章の広範囲の読み取りが必要な内容理解を問う出題をされます。
長文問題の題材にはグラフや表などの資料が付されていることが多く,グラフの読み取りや数的な処理能力も要求されます。
空欄補充に関する問題が1題出題されますが,空欄部分によって解答までに要する時間が変わってきます。前半に空欄があれば,部分的な読解で対応が可能ですが,後半・終盤に配置されているとほぼ全文の内容理解が求められます。
まとめ
英語は、5教科科の中で最も難易度が高くて差がつきやすく、「英語による」理解が求められるようになっています。基本となる力としてまず、英単語や熟語のような語彙力,文法を身につけましょう。長文読解については国語と同様に「問われているものが何か」をおさえ、キーワードを探すように読み進めると比較的楽に解くことができるように感じます。
多摩英数進学教室では神奈川県公立高校入試における学力重視型の新入試制度に対応するべく、
①徹底した内申対策 ②5科目完全指導による受験対策
の2点を大きな軸として指導を行っています。
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各中学校のテスト範囲に完全対応しています。テスト実施日の約2週間前からテスト範囲・テストスケジュール別の特別授業を展開し、通常の通塾日以外にも対策を組むことにより、内申の評価基準において圧倒的な重要度を占める定期テストの得点アップを狙います。
②受験対策
英数国の主要3科目はもちろんのこと、軽視されがちでありながら入試において非常に差が出る科目である理社も含めた完全5科目指導により、得点力を養います。11月頃には3年次の学習内容を終了し、直前である12・1・2月にはより受験に特化した授業に移行し、志望校合格をより確実なものにしていきます。
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