2024年 高校入試を振り返って…(数学)

2月14日は神奈川県公立高校入試 学力検査の実施日でした。

受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

全力は出し切れましたか?

合格発表まで少し落ち着かない日々が続くと思いますが、少し力を抜いてのびのび過ごしてください。

校舎は開いているので来室歓迎しますw

 

私も入試問題を解いてみましたので、個人的な振り返りをしてみようと思います。

~他教科の分析はこちら~

第2弾:理科  第3弾:国語  第4弾:社会  第5弾:英語

 

~神奈川県公立高校入試分析・数学~

<総評>

空間図形の問題が1問減って、その分問2の小問集合の出題が1問増えました。

問2はシンプルな1行問題が出題されているので、代表的な文章題を練習していればしっかり得点ができ、数学が苦手な人でも得点源にできると思います。

一方で難易度の高い6点問題は変化なかったため、数学を強みにしている受験生にとっては差がつけづらい問題だったのではないかと思います。

全体の難易度としては昨年度と変わらず?の感覚でした。平均点は大きく変わることは無いと思いますが、得点の分布が30点~80点あたりに集中するのではないかと思います。

 

<各大問の感想>

問1:いつも通りの出題です。計算力は数学力の源泉です。確実に全問正解したいところです。

問2:久々に球の問題が出題されましたが、公式にあてはめるだけのシンプルな問題でした。他は例年通り。

問3:問題数は変わらず。証明の配点が減り、平面図形の計量・資料の活用問題の配点が増えました。(ウ)の問題は神奈川恒例の高難易度問題。補助線をひけるかがポイントですが、去年よりは解きやすい印象でした。また、文章題については食塩水の濃度の問題が出題されましたが、昨年の文章題のような複雑さは無く、王道の出題パターンだと思います。

問4:こちらも例年通りの出題形式。難易度も同程度です。(ウ)については問題の条件を言い換えられれば、昨年度の出題と同様の解き方が使える問題であったことに少し驚きました。

問5:こちらも例年通りの確率の問題。問題のルールは理解しやすいと思います。

問6:昨年までの(イ)レベルの問題が無くなり、(ウ)レベルの問題が(イ)にスライドしました。(イ)の問題は昨年に続き最短距離の問題。作図まではできても情報量が少なく、方針が立てづらい問題でした。

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