2/14の学力検査を振り返るシリーズ 第2弾は理科です。
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~神奈川県公立高校入試分析・理科~
<総評>
出題の形式は変わりませんでしたが、配点に変化がありました。
問1(ウ)のような1つの小問に複数の設問が設定されている問題は、「完答で得点」から「各設問ごとに配点」という形に変わりました。
難易度としては大きく変わらずですが、配点で救われる受験生もいるかもしれません。
<各大問の感想>
問1:輪軸から仕事の問題が出題されたのが珍しく感じました。定期試験や模試でも仕事の問題は「滑車」か「てこ」が多いですが、多摩英数で使用しているテキストには掲載がありました。珍しい出題に対応できてるかがポイントになりそうです。
問2:(ウ)を除いてはグラフ・図からの読み取り・理解力が必要です。(イ)は化学反応式のモデル図の問題でしたが、記号が表す原子が何なのかは条件で与えられていないため、わかっている部分から読み取る必要があった点は、今までのモデル図問題とは違う点です。
問3:王道の出題。問題集などでもよく問われる内容だったと思います。
問4:(ア)の地層問題が新傾向だと思います。層の中の粒子の大きさから、層の上下を読み取れるかがポイントでした。個人的には図にインパクトがあったので、少し驚きました。
問5:今年は電流からの出題。半数に直流・交流の内容が充てられてるのは珍しいと思います。とはいえ内容はオーソドックス。
問6:中和に関する問題でしたが、大問を通して知識だけで答えられる問題が多く、戦いやすかったのではないかと思います。
問7:遺伝の規則性に関する問題でしたが、2つの対立形質の遺伝を考える問題でした。(エ)で掲載されている表を使って組み合わせが考えられるかがポイントです。
問8:今年は天気からの出題でしたが、4つの設問のうち3つが前線に関する問題であり、かなり内容が偏っている印象です。(エ)については情報が風向のみなので、前線の通過と風向きの関係を知っていて、表から情報を拾えるかが勝負です。
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