2/14の学力検査を振り返るシリーズ 第4弾は社会です。
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~神奈川県公立高校入試分析・社会~
<総評>
全体的には昨年よりやや難しい出題であったと思われます。効率よく重要語を覚えるなど基本をしっかり押さえて、高得点を目指したい教科です。資料を見て判断する問題は資料の見方の訓練が不可欠で問題が求めていることを素早く見抜く国語力も要求されます。模擬試験や過去問等での演習は不可欠な教科と言えるでしょう。
<各大問の感想>
問1:世界地理。地形、宗教、時差、地球温暖化を扱った問題が出題されたがいずれも基本問題であった。(オ)は資料を見て判断する問題で、資料の見方、判断の仕方の訓練が必要でした。
問2:日本地理。地形図の見方、雨温図の見方、地理用語の理解等基本問題中心の出題でした。当たり前に覚えておくことをしっかり学習した受験生は得点を重ねることができたと思われます。
問3:歴史からの出題でした。奈良時代から江戸時代までが出題されましたが、東大寺が扱われていたので修学旅行で東大寺を調べた生徒は有利だったはずです。
問4:野球の歴史の問題でしたが、問題自体は野球とは関係なく歴史の問題として扱えたはずです。(イ)のように、三つの文章の正誤を問う問題は、選択肢が多いので正確な知識が求められます。
問5:日本の経済からの出題。経済の三主体、円高・円安、銀行の働き等、基本問題と思いきや受験生にとってはなかなかの難問となったようです。(イ)で見られるように、ひとつの知識(日本国憲法・政治編)を他の学習(経済編)に結び付けて理解できるように訓練することが必要になる。
問6:SDG’s等の世界情勢に日本の国内政治を絡めた問題で、普段からニュース等に興味を持つこと、資料の読み取りの訓練をしておくことが肝要だと思われます。
問7:南アジア(インドを中心とした地域)からの出題でした。ネパール、ブータン、パキスタン、スリランカ等の国々の特徴を抑えておく必要がありました。
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