中学校生活・入試情報をまとめるシリーズ
今回は勉強方法編(中編)です。
中編では定期試験対策についてまとめました。
いざテスト勉強! その前に…①
大半の中学校では試験初日の2週間前に試験範囲表が配布されます。
そこには出題範囲に加えて、提出物の内容・期限が書かれています。
チェックポイント1
提出物はちゃんと出せていますか?提出できそうですか?
「試験」というとペーパーテストばかりに目が行きがちですが、提出物も内申点を決める要素の1つです(詳しくは、『中学校の成績はどうやって決まる!? 観点別の評価方法』)。
いままでしっかり提出物が出せていない人や、こまめに勉強を進めるのが苦手な人は、範囲表が配布される前から動き出しましょう(詳しくは後程…)。
いざテスト勉強! その前に…②
テストが近づいてくると「この範囲を出すぞ~」など、試験に関わる情報が授業中に出てくることがあります。
チェックポイント2
先生の話をしっかり聞き、メモを取っていますか?
「聞いていなかった…」という人は当然ですが、しっかり聞いていた人との差がつきます。また、普段の授業からしっかり話を聞く姿勢は授業態度として見られます。
チェックポイントとして挙げた2つのことは、いきなりできるようになることではありません。行動を変えて毎日習慣をつけるようにしていきましょう。
テスト勉強 何をすべき?
テスト範囲は試験初日の2週間前くらいに配布されていますが、その前からできることは無いのでしょうか。また、2週間という期間にどういったことをすればよいのでしょうか。
① ~試験2週間前 学校提出物を進める&基本知識のチェック
提出物の範囲は試験の範囲表に記載されていますが、2週間という期間で提出物をこなした上で+αの問題演習をこなすのは大変です。また、期間が短いと、その分提出物の質が下がってしまうことがあります。
すでに学校で習った範囲は大半が定期試験で出題されます。であれば、範囲表が出される前に学校のワークなどは進めておいても損はないと思います。
範囲表が出される頃に提出物の8~9割くらいは完了している状態が理想です。
また、暗記事項については覚えるのに時間がかかりますので、早いうちに手を付けたいです。
② ~試験1週間前 学校提出物の完成&弱点をあぶりだす
いよいよ試験範囲が配られる時期。まずは①で進めておいた学校の提出物を完成させてしまいましょう。
その後、(①の期間でしっかり知識が入っていれば)テスト範囲の内容を一通り演習してみましょう。その上で、「何ができていないのか」を把握しましょう。
③ ~試験4日前 弱点の補強
②で把握した弱点を補強する期間です。できるところには長い時間を割く必要は無いので、間違えたところ・弱点部分に少し力を入れて、弱点を1つずつ減らしていきましょう。
※多摩英数進学教室では定期試験対策用のテキストを使用しています。その他、演習プリントも用意しています。
対策用テキストで弱点のチェック
⇒解き直しをして間違えたところの理解
⇒演習プリントで確認・補強
といった学習の流れが整備されています。
④ ~試験前日 いままでやってきたことの点検
試験直前になってくると、「新しく何かできることを増やす」というのは限界があります。一方で、今までできていたことが抜けてしまっている可能性もあります。
この時期は、今までできていたことが確実に試験で発揮できるように最後の調整を行う時期だと思います。
まとめ
前期中間⇒前期期末⇒…と進むにつれ、定期試験の出題範囲は少しずつ難しくなってきます。また、学校から出題される提出物に追われ、「やりたいことができない…」と感じる人もいるかもしれません。
まずは行動を早めてみましょう。範囲表を配られてから行動している人は、範囲表を配られる前にできることを実行していきましょう。
提出物などの「やらなければいけないこと」が終わってしまえば、残りの期間でいろいろな行動の選択肢が増えます。「弱点を補強しよう!」,「この科目の応用に挑戦しよう!」など、自分が目指す方向への行動がとれます。
定期試験の勉強がうまくいっていない人はぜひ、行動を見直してみましょう。
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